きたみんと

庭のミントが葉を茂らせている。そろそろ収穫の時期、ミントティーを作ろう。
私の花壇のミントは北見で品種改良された「ほくと」。洋種ミントと違って和種なので薄荷(ハッカ)と呼ぶほうが正しいかも。地元で入手した小さな苗を庭に植えたら、いつの間にかあちこちに広がって増えてしまった。ミントは地下茎をグングン伸ばして思いがけないところから出てきたりする。花壇のあちこちから生えたミントを持て余していたのだけど、何気なく乾燥葉でお茶を淹れてみたら思いがけないほど美味しかったので、それからは夏の終わりに全部刈り取ってミントティー用の茶葉を作るようになった。
お盆の頃に花をつける前のミントを刈り取り、ボールの水に浸けてワシャワシャと振り洗いする。(花を付けた後は葉が固くなる。)ざっと振って水気を払ったら、病葉は除いて茎から葉だけを取る。南窓の前に広げた新聞紙に葉っぱを広げて、カラカラになるまで3日ほど干す。と、これだけで冬の間中美味しいミントティーが飲めるのだ。一抱えのミントからボール一杯の葉が採れ、二瓶ほどの茶葉が作れる。瓶は冷蔵庫に入れて保管する。
冬の間毎日ストーブを炊き続けていると空気はとても乾燥し、喉や鼻が痛くなることがある。そんな冬の夜、寝る前にミントティーを淹れて飲むと喉がスーっとして、軽い鼻づまりなども治ってしまう。リラックス効果もあるのか、気分が落ち着く。「ほくと」はメントール成分を強化して開発されたので、市販のミントティーよりもずっと「スー度」が強い。生の葉にそのままお湯をかけるよりも、乾燥葉で淹れる方が青臭さが無くなり、香りも強くなって私は好きだ。夫も私も喉鼻が弱いので我が家の冬の必需品である。

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流氷到来

流氷の季節到来。今年は例年より海氷面積が大きいという、ここ数年ショボい流氷がほんの数日申し訳程度に訪れるだけだったオホーツク地域にはとっても嬉しいニュース。しかも今シーズンは1月から強い寒波が居座って寒さが厳しく、流氷初日が出て以来ズンズン順調に南下し、現在知床から紋別さらに北にまでビッシリと流氷が着岸中だ。嬉しかったので2週続けて見に行ってしまった。写真は1月30日網走の鱒浦漁港で撮ったもの。フォトブログの方でさらに多くの流氷写真を順次アップしています。
mini photo~オホーツクの小さな写真

オホーツク・ホタテバーガー

私が試してみて「いける」と思った地元オホーツクの特産品を紹介します。
ハンバーガーが好きだ。以前はよく自分で作って食べたけど、こちらに来てからは作ってない。なぜならバンズが売っていないから。ハンバーガーの美味しさはまずはバンズだと思う。ハンバーガーにパクついたときパンのふんわりしっかりとした弾力が出迎え、小麦の香りと甘みが期待感を高めて中の具へと誘う。これが正しいバーガーの姿。ハンバーガーの美味しさを堪能するには作ってその場で食すに限る。マクドなんかの作り置きで湿ってて弾力もないぺちゃんこバンズは単に具をはさむだけの道具に成り下がっていて、ハンバーガー本来の美味しさからは程遠い。悲しいことに今やその方が当たり前になってしまった。ちゃんとしたバンズで作ったバーガーを食べたらハンバーガー感が変わるくらい美味しいのに。ハンバーガーはまずバンズ、私はこのことを強調したい。(バンズ販売してください北見のパン屋さん)
ところで最近ご当地バーガーが流行だそうだ。とても良いことだ。有名な佐世保バーガー(食べたこと無いけど一度は食べてみたい!!)みたいにその場で作って出すスタイルならバンズが湿ってたりしないし、自慢の素材をあれこれ詰め込むのにマクドみたいな薄いバンズもどきでは役不足でちゃんとしたバンズを使うだろう。ご当地バーガーによってハンバーガー本来の美味しさが復権することを願う。
わがオホーツクも自慢のホタテを擁したホタテバーガーを販売し始めた。ワッカネイチャーセンターで販売していたので早速食してみた。大きなホタテのフライが3個にタルタルソース。美味しいしかなり食べ応えがある。1個でお腹いっぱいになってしまった。バンズは…まぁマクドとどっこいどっこい。店舗ではなくホタテ加工会社による開発なので作り置き方式は仕方ないかも。それを差し引いても、ともかく美味しいことは美味しい。ホタテのほんのりした甘みがグー。油臭さもなく嫌味の無い味で誰にでも受けそうだ。1個350円で価格もまずまず。サーモンフライの入ったサーモンバーガー300円もあり。北海道オホーツクへお越しの際はぜひご賞味ください。サロマ湖畔国道238号線沿いの北勝水産内喫茶室、それとワッカ原生花園ネイチャーセンターで販売中。
SL常紋号 ~あの感動が蘇るの~

2008年6月、33年ぶりに復活し(主に私を)感動の渦に巻き込んだSL常紋号が、今年も運行されます!
運行日: 6/27(土)・28(日) 北見~遠軽間 1日1往復
北見(8:28 発)→留辺蘂(9:44 発)→生田原(10:22 発)→遠軽(10:45発)
北見(17:34着)←留辺蘂(16:58着)←生田原(16:25着)←遠軽(15:14発)
去年は北見から白滝まで行ったのですが、遠軽までに縮められてしまいました。。まいっか。機関車も変わります。去年のC11171に代わって今回はC11207が担当。道内に2台ある稼動SLの片割れ、私は初めて見るので楽しみ。C11207はヘッドに2個のライトをつけた珍しいタイプで、霧の多い北海道沿岸を走るための独特の装備だそうです。普段はSLニセコ号として活躍しています。全席指定で乗車券発売中。詳細はJR北海道旭川支社のHPで。初夏の大地に響く汽笛を聴きにオホーツクへいらっしゃいませんか?
JR北海道 常紋号2009
楽しみだなー。また北見でお迎えして留辺蘂で撮影して車で遠軽まで追いかけるぞ。当日どうか晴れますように。
2008年の常紋号についての記事
オホーツク・夏
(高画質表示するようにしてあるので一回クリックでご覧ください)
こちらに来てから撮り溜めた写真をスライドショーにしてみた。夏が終わる前にアップしたかったけど、合間合間に作業してたら時間がかかり、とうとう秋になってしまった。夏のオホーツク地方の雰囲気が伝われば良いのだが。
相当量の写真から選別するのに悩んだが、結局自分が好きな風景を選んだ。だから”私のオホーツク夏”ということになるかもしれない。BGMの「亜麻色の髪の乙女」は個人的にとても海を感じる音楽で大好きな曲。ハープ&パンフルートの演奏がノスタルジックでどこか枯れた美しさを感じさせ、北の海の風景にぴったりな気がしている。
YouTubeがひっそり高画質対応になったけど、どうすれば高画質掲載可能になるのか公式には公開されていない。それでも色々試してみた人の情報から〔640×480・30fps・1,0Mbps〕以上あれば良さそうということでこのビデオもそれに倣って作ってみたが、YouTube上では「高画質で見る」表示は出なかった。そんなわけでダブルクリックでYouTubeに飛んでしまうと低エンコード版になってしまう。(動画アドレスに&fmt=18をつければ高画質で見ることが出来る。)
こちらに来てから撮り溜めた写真をスライドショーにしてみた。夏が終わる前にアップしたかったけど、合間合間に作業してたら時間がかかり、とうとう秋になってしまった。夏のオホーツク地方の雰囲気が伝われば良いのだが。
相当量の写真から選別するのに悩んだが、結局自分が好きな風景を選んだ。だから”私のオホーツク夏”ということになるかもしれない。BGMの「亜麻色の髪の乙女」は個人的にとても海を感じる音楽で大好きな曲。ハープ&パンフルートの演奏がノスタルジックでどこか枯れた美しさを感じさせ、北の海の風景にぴったりな気がしている。
YouTubeがひっそり高画質対応になったけど、どうすれば高画質掲載可能になるのか公式には公開されていない。それでも色々試してみた人の情報から〔640×480・30fps・1,0Mbps〕以上あれば良さそうということでこのビデオもそれに倣って作ってみたが、YouTube上では「高画質で見る」表示は出なかった。そんなわけでダブルクリックでYouTubeに飛んでしまうと低エンコード版になってしまう。(動画アドレスに&fmt=18をつければ高画質で見ることが出来る。)
SLが町にやってきた

洞爺湖サミットに北海道メディアがはしゃぐ中でささやかなニュースは埋もれていたのか、石北線に33年ぶりの蒸気機関車が運行するという情報を知ったのは、5月も終わりごろ。私にはサミットなんかよりはるかに重大ニュース。カレンダーに丸をつけて楽しみにした。
6月24日は試運転があり、庭仕事していたら夏風に乗って何度も汽笛が聴こえた。あの汽笛の音くらい体の中がさっぱりとし、気分が清清する音を知らない。
石北線随一の撮影スポットである常紋峠が(けっこう険しい峠で熊が出たり事故の危険があるとのことで)車の乗り入れ禁止&撮影禁止だったため、「ここで撮ろう」と心積もりしていた我が家に近い高架鉄橋は鉄道写真マニア(いわゆる撮り鉄)だらけになり、ガサガサした雰囲気はイヤなのでそこはやめて少し離れた土手の横に車を停め、山を廻って近づいて来そして離れていく機関車を見た。6月28日はその土手で始発の北見から来た機関車を出迎え、留辺蘂駅に着いたところを撮影したあと遠軽駅まで車で追いかけたし、29日は終点北見へ戻る機関車を同じ土手の脇で見送った。手を振ったら機関士さんが手を振りかえしてくれて、特大の汽笛を残していった(下の動画)。なごり惜しくて見えなくなるまで手を振った。家のすぐ近くをSLが通るなんてめったにあることじゃなく、この地に住む幸運をしみじみ感じた。翌30日は帰っていくのか、やはり庭に居るとき一度だけ汽笛が鳴るのを聴いた。まるでさよならを告げるみたいに。あの1週間、楽しかったなぁ(しみじみ)。
どうして蒸気機関車が好きになったのだろうって考えると、鉄が好きだから巨大な生き物みたいでカッコいいから(巨大生物好きな私)とかいろいろだろうけど、多分ノスタルジーに惹かれる自分の性質が、強くSLに惹きつけられるのだろう。考えてみれば蒸気機関車に初めて感動したのは2002年のSL銀河号で、今度の常紋号と同じC11171号だった。


今回常紋号として走った「C11171号機」は2002年にふるさと銀河線を走ったのと同じ機関車。私に動く蒸気機関車の感動と楽しさを教えてくれた機関車だ。あの時は1週間の運行予定だったけど見に行ったのは1日だけだった。北海道に来てあまり経ってなかったのもあり、てっきり夏の恒例行事だと思って「また来年見よう」と思っていたのだ。甘かった。結局その後運行は無く銀河線は数年後に廃線になってしまった。銀河線の廃止前には嘆願運動が起きたりしたのだが、「動けるSLがあるならあれを時々運行させて目玉にすればいいのにもったいない」などと思っていた。何も判ってなかったわけ、今回調べてみるまでは。
現在道内で動けるSLはC11171と「SLニセコ号」のC11207の2台のみなのだ。C11171号は「SL冬の湿原号」として2000年から毎年1-2月厳寒期の釧網本線において定期運行され、それ以外の時期も道内各地を廻って不定期にイベント運行している。wikipediaによると『171号機は1940年に川崎車両にて製造。1942年から廃車まで北海道を出ることなく過ごしていた。廃車後、標茶町の桜町児童公園にて静態保存されていたが、JR北海道からの要請で苗穂工場にて動態復元がなされた。』99年のNHKの朝ドラ「すずらん」をきっかけに保存してあった蒸気機関車を復活させる機運が起き、C11171は99年SLすずらん号として蘇える。そしてすずらん号の運転終了後も道内各地で不定期運行していたのだった。動かさないSLはあっという間に単なる鉄塊オブジェと化すから、動かしつつメンテしつつ保存していかなくてはならない。何も知らず、時々思い出しては「アレもう錆びちゃって動かないんだろうなー」と思っててゴメンナサイ。働き者だったのね。
それにしても、戦前に作られて廃車から20年以上も経つSLが再び走れるようになるってすごい。C11171は普段は札幌の苗穂工場に鉄の体を休めているらしい。 苗穂工場は高い技術力でJR北海道のほぼ全ての機関車・電車を製造整備する、北海道の鉄道の母のような存在らしい。同工場併設の鉄道技術館にはC11171の復元風景が写真展示してある。
去年丸瀬布の森林鉄道雨宮号にも乗ってみた。小さくて可愛い客車の中は往時のまま保たれていて、のんびりレトロでなかなか良かった。秋の紅葉が見事だというニセコ号にもいつか乗ってみたい。でも一番愛を感じるのはやっぱりC11171。いつかまた北海道のどこかでC11171に会いたいものだ。いつまでも元気で走っていてくれるといいなと思う。

wikipedia--SLすずらん号
wikipedia--C11171(国鉄C11形蒸気機関車-北海道)
JR北海道苗穂工場
道内の蒸気機関車
るべしべの天丼と豆腐
自分で試してみた地元の名物品を紹介しています。

留辺蘂駅前「加根志め食堂」の名物天丼を食べて来ました。そんな名前の店があるなぁとは思ってたけど、天丼が有名とはたまたまネットで見て初めて知った。「留辺蘂町民でここの天丼を知らない人はいない」…地元に知人いないんだもん。知らなかったょ。んで、早速食べに行きました。
ドカンと大盛りの天丼は食べても食べても御飯が出てこない。くるしー。味付けは濃い目の甘めで庶民的。天ぷらと一緒に、揚げる時に出たと思われる天カスも全て入っている。これは私的にはうーんちょっとどうよという感じ。一緒に出すならその分の天カスは袋に入れてお土産に持ち帰らせてくれたらいいのにと思った。ともかく衣がやたら大きい上に天カスが大量。さくさくして食感は良いけど、味が濃いのと油っこいので途中でしんどくなってくる。完食しての感想は、天丼を食べたというより天ぷら衣と天カスをしこたま食べた感じ。1260円とるなら天ぷらの中身にもっと良い材料を使って欲しいところ。ほとんど具材の印象が残らないのはいかがなものかと思う。添えられた味噌汁と漬物は美味しかったです。旅の途中のライダーやチャリダーには、お腹が一杯になっていいかも。大雪~石北を越えてくると北見まであまりちゃんと食べられるところがないしね。いろいろ書いたけどこういう名物食堂が地元にあるというのは嬉しいことです。日曜日も営業していました。

もうひとつ留辺蘂には有名な豆腐屋「長野豆腐店」がある。たまさかTVで町が紹介されるような時には、必ずピックアップされるお店。私もこちらに来たての頃にたまたまTV番組で知った。当時は古い目立たないお店だったけど、近年建て替えられて立派できれいになった。ユニークなのは店のある場所。留辺蘂町から国道39号線をどんどん石北峠の方に走り、そろそろ山中にかかってきたなという周囲に森と農地しかない場所にポツーンとあるのだ。実に町の中心から20キロ以上離れている”人里離れた豆腐屋”。前の古いお店は童話でキツネかなんかが経営していそうな雰囲気だった。ここには良い湧き水があるそうで、どうしてもここを離れたくなかったと女性ご店主。木綿豆腐1丁200円。スーパーで売ってる豆腐の倍くらいあるので、決して高くはない。味は甘みがあって大豆の香りがして本当に美味しい。冷奴にするとあっと言う間に完食してしまいます。他に厚揚げやがんも、笊どうふなどもあるけど買ったことはなし。木綿豆腐は嬉しいことにラルズマート留辺蘂店でも買えるようになりました。

大変美味しゅう御座いました。

留辺蘂駅前「加根志め食堂」の名物天丼を食べて来ました。そんな名前の店があるなぁとは思ってたけど、天丼が有名とはたまたまネットで見て初めて知った。「留辺蘂町民でここの天丼を知らない人はいない」…地元に知人いないんだもん。知らなかったょ。んで、早速食べに行きました。
ドカンと大盛りの天丼は食べても食べても御飯が出てこない。くるしー。味付けは濃い目の甘めで庶民的。天ぷらと一緒に、揚げる時に出たと思われる天カスも全て入っている。これは私的にはうーんちょっとどうよという感じ。一緒に出すならその分の天カスは袋に入れてお土産に持ち帰らせてくれたらいいのにと思った。ともかく衣がやたら大きい上に天カスが大量。さくさくして食感は良いけど、味が濃いのと油っこいので途中でしんどくなってくる。完食しての感想は、天丼を食べたというより天ぷら衣と天カスをしこたま食べた感じ。1260円とるなら天ぷらの中身にもっと良い材料を使って欲しいところ。ほとんど具材の印象が残らないのはいかがなものかと思う。添えられた味噌汁と漬物は美味しかったです。旅の途中のライダーやチャリダーには、お腹が一杯になっていいかも。大雪~石北を越えてくると北見まであまりちゃんと食べられるところがないしね。いろいろ書いたけどこういう名物食堂が地元にあるというのは嬉しいことです。日曜日も営業していました。

もうひとつ留辺蘂には有名な豆腐屋「長野豆腐店」がある。たまさかTVで町が紹介されるような時には、必ずピックアップされるお店。私もこちらに来たての頃にたまたまTV番組で知った。当時は古い目立たないお店だったけど、近年建て替えられて立派できれいになった。ユニークなのは店のある場所。留辺蘂町から国道39号線をどんどん石北峠の方に走り、そろそろ山中にかかってきたなという周囲に森と農地しかない場所にポツーンとあるのだ。実に町の中心から20キロ以上離れている”人里離れた豆腐屋”。前の古いお店は童話でキツネかなんかが経営していそうな雰囲気だった。ここには良い湧き水があるそうで、どうしてもここを離れたくなかったと女性ご店主。木綿豆腐1丁200円。スーパーで売ってる豆腐の倍くらいあるので、決して高くはない。味は甘みがあって大豆の香りがして本当に美味しい。冷奴にするとあっと言う間に完食してしまいます。他に厚揚げやがんも、笊どうふなどもあるけど買ったことはなし。木綿豆腐は嬉しいことにラルズマート留辺蘂店でも買えるようになりました。

大変美味しゅう御座いました。
生田原・林冷菓店のソフトクリーム
私が試してみて「いける」と思った地元の品をご紹介します。
以前ソフトクリームの話題の中で、生田原町ノルディックファームの牛乳ソフトは美味しいと書きました。しかし「生田原の人間はこっちに行く」という美味しい店がある、と夫がタレコミ情報を持ってきたので、早速行ってみました。それがこちら、林冷菓店です。

この店は知っていた。というか上の情報を聞いた時うそぉ!?と思いました。生田原は500メートルも走ればメインストリートが終わってしまうようないわゆる山間の田舎町です。人が歩いてるのを見かけることすらほとんどない眠ったような町。その数少ない商店街で目立つといえば、一年中ソフトクリーム形の看板を出してる、ピンク色のこのお店くらいでした。アイス専門店は北海道には多いのですが、こんな田舎(失礼!)でソフトだけでやっていけるんかな?と思うだけで、入ってみたことはありませんでした。きけばおばあさんの手作りソフトが美味しいと評判になり、現在は娘さんが引き継いでいるのだとか。訪れた日もたしかに店の前には車が数台止まって、お客さんが何人も出入りしてました。期待感が高まります。
小さな店内。ソフトはいちご、バニラ、ミックス、チョコの4種類。いちごソフト250円を頼んで食べてみると、シャリっとした食感。本物のイチゴが細かいシャーベット状になって入っているのでした。よくある人工的なエッセンスじゃなく、天然のいちごの爽やかな酸味と香りが広がります。美味しいわコレ。隣町に住みながら7年間も気づかなかったとは_| ̄|○ 夫の頼んだミックス(バニラ&チョコ)も美味しかった。濃厚というのではないけれど、昔懐かしいような手作りの味がしました。
林冷菓店で検索するとレビューがたくさん見つかりました。地元では有名だったんですね。営業は4月から10月までだそうです。また行こうっと。
林冷菓店の所在地・レビュー

以前ソフトクリームの話題の中で、生田原町ノルディックファームの牛乳ソフトは美味しいと書きました。しかし「生田原の人間はこっちに行く」という美味しい店がある、と夫がタレコミ情報を持ってきたので、早速行ってみました。それがこちら、林冷菓店です。

この店は知っていた。というか上の情報を聞いた時うそぉ!?と思いました。生田原は500メートルも走ればメインストリートが終わってしまうようないわゆる山間の田舎町です。人が歩いてるのを見かけることすらほとんどない眠ったような町。その数少ない商店街で目立つといえば、一年中ソフトクリーム形の看板を出してる、ピンク色のこのお店くらいでした。アイス専門店は北海道には多いのですが、こんな田舎(失礼!)でソフトだけでやっていけるんかな?と思うだけで、入ってみたことはありませんでした。きけばおばあさんの手作りソフトが美味しいと評判になり、現在は娘さんが引き継いでいるのだとか。訪れた日もたしかに店の前には車が数台止まって、お客さんが何人も出入りしてました。期待感が高まります。
小さな店内。ソフトはいちご、バニラ、ミックス、チョコの4種類。いちごソフト250円を頼んで食べてみると、シャリっとした食感。本物のイチゴが細かいシャーベット状になって入っているのでした。よくある人工的なエッセンスじゃなく、天然のいちごの爽やかな酸味と香りが広がります。美味しいわコレ。隣町に住みながら7年間も気づかなかったとは_| ̄|○ 夫の頼んだミックス(バニラ&チョコ)も美味しかった。濃厚というのではないけれど、昔懐かしいような手作りの味がしました。
林冷菓店で検索するとレビューがたくさん見つかりました。地元では有名だったんですね。営業は4月から10月までだそうです。また行こうっと。
林冷菓店の所在地・レビュー

北大植物園のタロ
五月のよく晴れた日、札幌の北大植物園を訪れた。きれいな芝生が広がる園内には大きな樹が濃い陰を作っていた。奥まで歩いていくと、昔懐かしいような建物。札幌農学校当時の建物を移築して今は博物館になっているらしい。

一歩入ると薬品の臭いが鼻を衝く。天井まで届くようなガラスケースがたくさんあり、中は全て生物の剥製だった。おなじみのヒグマやフクロウ、絶滅したエゾオオカミや鳥も海獣もあった。見学者は私ひとり。剥製の動物たちに圧迫感を感じながらも歩みを進めると、突き当たりのガラスケースに「タロ」がいた。南極犬タロのことは知ってたけど、こんなところに居るとは思わずいきなりだったのでちょっと驚いた。でもタロを見た瞬間、生きてる犬みたいに可愛いと思った。それまで見てきた野生動物の剥製に感じた圧迫感や怖さは、タロからはまったく感じなかった。黒いもしゃっとした毛で耳がちょっと垂れてて、こちらを見て笑ったように口を少し開けている。思わず小声で「タロ、タロ」と声をかけた。
説明を読むと、タロは南極で奇跡の生存が確認された後もさらに2年越冬隊と行動を共にし、日本に帰ってからは北大植物園で飼育され、9年後(1970)に14歳で天寿を全うしたそうだ。ふーん、詳しい話初めて知った。ただの私の”感じ”だけど、タロは人間が好きだったんじゃないかな?愛されている動物特有のふわっとした優しい、人懐こい雰囲気を感じた。なんだか人間に会えて喜んでるみたいな。もう少し側に居たかったけど、掃除でもするのか係の人が入ってきたので博物館を後にした。
もしも北大植物園を訪れる機会があったら、ぜひ博物館のタロに逢ってきて欲しいと思う。きっと喜ぶと思うから。

一歩入ると薬品の臭いが鼻を衝く。天井まで届くようなガラスケースがたくさんあり、中は全て生物の剥製だった。おなじみのヒグマやフクロウ、絶滅したエゾオオカミや鳥も海獣もあった。見学者は私ひとり。剥製の動物たちに圧迫感を感じながらも歩みを進めると、突き当たりのガラスケースに「タロ」がいた。南極犬タロのことは知ってたけど、こんなところに居るとは思わずいきなりだったのでちょっと驚いた。でもタロを見た瞬間、生きてる犬みたいに可愛いと思った。それまで見てきた野生動物の剥製に感じた圧迫感や怖さは、タロからはまったく感じなかった。黒いもしゃっとした毛で耳がちょっと垂れてて、こちらを見て笑ったように口を少し開けている。思わず小声で「タロ、タロ」と声をかけた。
説明を読むと、タロは南極で奇跡の生存が確認された後もさらに2年越冬隊と行動を共にし、日本に帰ってからは北大植物園で飼育され、9年後(1970)に14歳で天寿を全うしたそうだ。ふーん、詳しい話初めて知った。ただの私の”感じ”だけど、タロは人間が好きだったんじゃないかな?愛されている動物特有のふわっとした優しい、人懐こい雰囲気を感じた。なんだか人間に会えて喜んでるみたいな。もう少し側に居たかったけど、掃除でもするのか係の人が入ってきたので博物館を後にした。
もしも北大植物園を訪れる機会があったら、ぜひ博物館のタロに逢ってきて欲しいと思う。きっと喜ぶと思うから。