貝殻のフレーム

20060120_113564.jpg

海外のクラフト本に載っていた貝殻のフレームがあまりに素敵で、いつかぜひ真似て作ってみたいと思っていた。なので完全オリジナルではなく原案を借りている。使った材料は地元で拾った貝殻や戴いた貝殻など手持ちのものだけど。
貝殻フレームは魅力的な題材だけど、ありがちなモノにしたくなかったので控えていた。今回は気軽に「そろそろやってみようかな」というノリで始めたのだけど、作っているうちにどんどんはまってしまって、気づけばあの洋書の額を目指していた。出来栄えは自分なりに満足してる。ポスター制作のおかげで知らないうちにステップアップできていたらしい。作業中は疲れるけど、悩むのはレイアウトだけなのである意味楽ともいえるし、貝殻を触っているのは楽しい。これだけ作ってればいいんだろうなとチラッと思ったけど、そうはいかない性なのだった。

制作中に必ず考えることがある。「この作品をもし子供のときの私、10年前や5年前の私が見て『素敵』と思うだろうか」と。想像してみてOKならその作品はOKなのだ。もし過去の私がダメ出ししてきたら、作り直しか、完成できるスキルがつくまで放置する。
もうひとつ、「もしこの作品が売れなかったら?」と必ず考える。売れなくても納得できるか?納得できないうちはダメ。「ここまでやって売れなかったら仕方ないや」と思えたら完成にしている。自分に課しているただ2つの基準。

たったひとつ信じていることは「自分がいいと思ったモノは必ず他にもいいと思ってくれる人が居るはず」。つまり自分を信じること。そのためには私自身が自分に厳しくなくちゃいけないと思う。美術学校を出てるわけでも専門技術があるわけでもない私が、物を作るとき信じ基準になるものは「貝殻や手作りの物が大好きだった子供の私」「好きが嵩じて物作りを始めた情熱」だけなのだ。

海のクラフトを作っています。胡舟クラフト
スポンサーサイト



帰り舟

20060117_112111.jpg

2004年11月にサロマ湖で撮った写真。パソコンの画像を整理していたら出てきた。
ワッカで遊んで夕方帰るとき、その日の天候によってはサロマ湖の美しい夕景に遭遇できることがある。この日は栄浦港に帰る漁船が逆光に浮かび上がる絶好のシーンに出会い、興奮して何枚もシャッターを切った。このあと水面の光の中に完全に入り込んで影絵になった情景も撮った。
帰宅してPCで見たら空の逆光はきれいに撮れてたけど、色が黄ばんだセピアみたいになっててちょっとガッカリ。そのまま忘れていたのだった。PhotoShopでだいぶ修正してみたけど、まだかなり不満。PhotoShopはあまり使い慣れてないのでこれから練習していくつもり。

雪のしずく

20060110_108518.jpg

ガラスビーズは夏っぽい感じだけど、冬の雰囲気のビーズを作ってみたかった。「氷と雪」をイメージして、最初乳白にクリアをあわせて焼いてみたらむしろ夏のクリスタルな雰囲気。上下を反対にしてみても(乳白が下でクリアが上)変わりなし。そこで薄いブルー系を試してみて、一番ぴったりきたのがこの組み合わせ。境目が滲んだ感じにして。「雪のしずく」というタイトルが思い浮かんだ。
使ったガラスは、ちょうど水の色みたいなブルー。浮き玉オーナメントに下げるビーズを作るときも、浮き玉の色に一番よく合うので多用した。私にとって重宝なガラスなので、常に在庫が切れている(苦笑)。上のピアスも最後に残った短いガラス棒でやっと一組のしずくを焼いてお終いになった。注文しなくちゃ。

オリジナルクラフトを制作しています。胡舟クラフト
プロフィール

胡舟

Author:胡舟
北海道オホーツクに在住し北の海のクラフトを作っています。

カテゴリー
スポンサードリンク
Arcive
リンク
MOON
CURRENT MOON
検索フォーム