流木と鉄錆びの壁掛け

新作の流木と鉄錆びの壁掛け「Rain Cloud」。
釘にヘンプ紐をつけて吊り下げる壁掛けです。
別のもうちょっと凝み入った作品を作ってたら煮詰まってしまい、
気分転換に小物でも作ろうと作った作品。
板も鉄錆びも浜歩きで拾ったもの。板は箱の一部だろう。同じ形のものを拾ったことがあるので漁船で使う箱かもしれない。頑丈そうな組み手が切ってある。
錆びの方は元が何だったかわからない。板状の錆だけが浜に落ちていたのを拾ってきた。脆くなっててせんべいみたいにパキパキ割れる。はじめ表面を磨いた上に錆止めを兼ねてニスを塗ったのだが、妙にきれいになってしまって味がなくなったので、裏返して未処理の面を上にした。結局錆止めはなし、錆はまだ進行中だ。すべてのものは時の風化とともにある。って、教訓めいたものはどうでもいいのだが。
独自の創作クラフトを作っています。胡舟クラフト
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変な形のストラップ

新作ストラップ。ブビンガ材にステンレスを象嵌。
ストラップだけど携帯にはやや大きめ。最近は「携帯用ではなく」購入して下さる方が増えてきたので、携帯用にこだわらないで作ってみた。
掲示板で「曲線の象嵌もやってみて」と言われたのと、曲線的・有機的な形を作ってみたかったのもあった。イメージしたのは絵本作家の故・長新太さんの描くフキダシの形。長さんの絵に出てくるフキダシは、びろーんと伸びたようなくねったような形でユーモラス。あのどっか力の抜けたとぼけた感じを出したかったのだけど、とても難しかった。出来上がったら何かに似てる…ひらめいたのが、アサヒビール本社のてっぺんについてるアレ。ビールの泡からインスパイヤされたというオブジェ。うーん…似てるかも。
オリジナルクラフト制作 胡舟クラフト