光の春
空の名前という本を読んでいたら「光の春」という言葉に出会い、これだ!と思った。ちょうど今頃のこちらの季節を表すのにぴったりではないか。まだ雪は厚く積もっているけど、晴れた日の光は思いがけないくらい強く、初夏かと見まがうくらいに青空が高い。南窓の前に居るとストーブもいらないくらいだ。雪が全部溶けて草木が芽吹くまでにはまだ3ヶ月近くもかかるけど、日光はもう力強くて確実に春が来ていることを教えてくれる。雪の反射のせいなのか、緯度の高さのせいなのかよくわからないけど、北海道の(道東の?)初春の光は意外なくらい眩しく強い。まさに光の春だ。
早春・浅春・寒明け・雨水…さまざまに春の季語はあるけど、空の色がまだ淡い本州の春を思わせる繊細な言葉が多くて、北海道にはもうひとつ合わない気がする。「光の春」はロシアの言葉だそうだ。空の名前によると『立春を過ぎてもまだ余寒が厳しいが陽の光は日増しに強くなってきて寒い中にも春の訪れを感じることがあり、これが光の春です。光の春という言葉はもともとロシアで使われていた言葉で、緯度の高い国に住む人々の春を待ちわびる気持ちが伝わってくるような響きがあります』なるほど、とても共感できる。本州の春よりもロシアの春の方が北海道人の感覚にぴったりきそうだ。
世間では梅が咲いたのやれもう桜だのとニュースになっても、窓の外の銀世界をうらめしく眺めるしかない北の民。やっと五月半ばを過ぎて「ようやく桜が咲いたよ!」と喜びを報告しても、すでに暑くなり始めてる内地のみなさんにフーンと気のない返事をされるのがオチ。北の国に待ちわびた春が訪れた喜びは、北の民同士でしかわからないものなのだ。
早春・浅春・寒明け・雨水…さまざまに春の季語はあるけど、空の色がまだ淡い本州の春を思わせる繊細な言葉が多くて、北海道にはもうひとつ合わない気がする。「光の春」はロシアの言葉だそうだ。空の名前によると『立春を過ぎてもまだ余寒が厳しいが陽の光は日増しに強くなってきて寒い中にも春の訪れを感じることがあり、これが光の春です。光の春という言葉はもともとロシアで使われていた言葉で、緯度の高い国に住む人々の春を待ちわびる気持ちが伝わってくるような響きがあります』なるほど、とても共感できる。本州の春よりもロシアの春の方が北海道人の感覚にぴったりきそうだ。
世間では梅が咲いたのやれもう桜だのとニュースになっても、窓の外の銀世界をうらめしく眺めるしかない北の民。やっと五月半ばを過ぎて「ようやく桜が咲いたよ!」と喜びを報告しても、すでに暑くなり始めてる内地のみなさんにフーンと気のない返事をされるのがオチ。北の国に待ちわびた春が訪れた喜びは、北の民同士でしかわからないものなのだ。
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FEELING BLUE AS YOU ARE FEEL
FEELING BLUE AS YOU ARE FEEL
日野皓正クインテット1970年のアルバム「INTO THE HEAVEN」」からとても美しいバラード。約3分間の短い演奏中に哀愁とリリシズムをたたえ、美しくも繊細な旋律の中に力強い芯を感じさせる。日野さんのメロディメイカーとしての真骨頂を示す名曲。
一度聴いたら忘れ得ない余韻を残すこの美しい曲に関する情報がまったくネット上に見当たらず、あまりに悔しいので自分でアップしてしまった。是非お聴きください。(昔の録音は音量が低いのでソフトを使ってマスターを上げた。youtubeの再エンコで音質がやや劣化してしまい不満だけれど。)
長く廃盤となっていたアルバム「INTO THE HEAVEN」」はたしか98年ごろCD化されたものの、現在はまた入手し難くなっているようだ。
1、INTO THE HEAVEN
2、LOVE MORE TRAIN
3、FEELING BLUE AS YOU ARE FEEL
の全3曲。どれも素晴らしい名演。INTO THE HEAVENは20分を越す熱演だけれど少しずつボルテージを上げていくクールで熱い演奏はまったく中だるみなどなく、いつも一気に聴いてしまう。(全曲アップしたいくらいだけれどyoutubeは10分までの制限があって残念なり。)
ビーチグラスのオーナメント

ビーチグラスをヘンプコードで編み包み流木に吊るしたオーナメント。
ビーチグラスを編みくるんだ後、どうまとめようか悩んだ。のれんのように繋げて下げようと考えていたけど、やってみたら重たい感じで気に入らずしかたなく放っていた。ある手芸雑誌を見てひらめきシンプルに吊るすだけにしたら、可愛くなった。
海のクラフト 胡舟クラフト
木のトップリング

左:木の玉ころリング 右:黒檀トップとビーズのリング「Ray」
Rayという名前はレイ・チャールズから借用。作ってみたらなんとなくレイ・チャールズがしてそうな雰囲気になったので。
左の玉はブビンガという硬木を切り出して面取りしてトップを作った。面は目検討で削りだしたので正確ではないけど、木の穏やかな艶を生かせたと思う。たまたまブビンガの端材で遊んでいるとき、面取りして磨いてみたらきれいな玉になったので、「これをリングにしたらいいかも」と思ったのが最初。上品な老婦人がしてそうな感じの指輪になりそうな気がした。試作品は自分でしてるけどけっこう気に入っている。本作品では特小ビーズでリングを作った。不器用なのでかなり苦戦したけどイメージどおりに出来たと思う。
ビーズのミラーフレーム

ビーズのミラーフレーム「青い花畑」
たくさん溜まったブルー系のビーズをありったけ使って作った。小指の先くらいの小花をちまちま作る作業はとても時間がかかったけど、無心になれて楽しい時間だった。たまに作るビーズものは楽しい。不器用なのでビーズ作家など逆立ちしたってなれないしなろうとも思わないけど、キラキラ光る粒を触ってると初めてリリアンに夢中になる女の子みたいになれる。いつまでも続けていたくなる。
創作クラフト 胡舟クラフト
