貝殻フレーム 2



以前作った貝殻フレームと同じものをと注文を頂き、製作した新貝殻フレーム。
実を言えば再制作はさまざまにプレッシャーがあって少々苦手なのだけど、このフレームは楽しく作業できた。なんといっても貝殻が大好きなので、いろんな貝を見て触ってレイアウトを考えている時間は癒しやリフレッシュにつながる。(それなりの大変さももちろんあるけど。)このたびは仕上がり良く出来たと思う。でもこのデザインは当分これで打ち止め。中心になる貝のいくつかが在庫切れになったためだ。

クラフトには基本的に浜で拾った貝しか使わない。購入する場合も、できるだけ漂着貝と思しいものを探して買う。(サンゴだけは例外で、生き採りされているのは知っているがポイントに使う分だけ少量購入している。)標本になるようなきれいな貝殻を買って貼り付ければそれだけできれいになるに決まっているけど、浜辺に普通に落ちているような雑多な貝殻で作りたい。私のこだわり。オホーツクの貝だけでは繊細さが出にくいので、以前貝殻ポスターを作るときネットの知人の皆さんが送ってくださった貝も使わせていただいてる。こちらでは見かけない可愛い貝殻たちが、これまでどれほど役に立ってくれたことだろう。それもずいぶん少なくなってきた。浜で拾うような貝を購入するのは逆に難しい。もっとたくさん貝をもっといろんな海で拾えたらなぁと、いつも考えている。

そこで、私には一つどうしても叶えたい夢がある。いつか日本中の海岸線を貝殻を拾いながら旅するのだ。まず北海道を半周して本州に渡り、どんどん南下する。海沿いをのんびりドライブしながら気に入った浜に下りて。寝るのは車の中だっていいし。冬前には北海道に戻る、そして拾った貝殻を全部使ってフレームやリースやたくさん作りたい。何年先になるかわからないけど、絶対に行きたい、日本の海岸一周の旅。その旅を想像してワクワクしている。

北の海の創作クラフト 胡舟クラフト
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テープカッターの話



私の使っているテープカッター。ホーマックで300円くらいで売ってるのを見つけて感動して購入、以来愛用している。作業中のモノを立てかけて乾かしたり、ヘンプを編むときコードの端に乗っけて重石にしたりと本業以外での出番も多い。昔友達にもらった猫の焼き物を、両面テープでくっつけてワンポイントにしている。

セロテープとゆうものはそのままでは実に使いづらい。テープの頭を探して、ぴったりくっついたそれを爪でこすって少しずつはがすうち、たいてい縦にピーッと裂けてちぎれてしまう。セロテープを買うとついてくるヤクザな銀色のギザギザカッターは、テープがきれいに切れたためしがないくせに、うっかりつかむと手を刺したりする曲者だ。イライラするったらない。子供にとってはのり・はさみに次いでよく使う工作道具なのに、子供が使いこなすのはかなり難しい。
でもこの”扱いづらいヤツ”も、事務所やスーパーのレジなんかにあるどっしりした重量感のあるテープカッターにセットすれば、そのパフォーマンスを遺憾なく発揮するようになる。3センチでも30センチでも思いどおりの長さに切れるし、しかも片手でやれる。切った端をすぐ開いた方の手でつまんで持てるから、切り端がびろーんとなって他のものにくっついてイライラ、もない。ビーッと出してピッと切れる小気味良さ。道具とはかくありたし。あの、自信たっぷり何事にも動じない、という感じのテープカッターが欲しいと強く思うようになったのはいつからだったろうか。まだどっしり型テープカッターがあるのは学校の先生の机の上や事務所やレジ脇に限られていた時代。今ほどよりどりみどりのステーショナリーが手軽に手に入るわけでなかった。町の文房具屋を探しても、プラスチック製で子供の目にも「使えなさそー」なカッターしか置いてなかった。
そのうち街歩きするようになると、渋谷ハンズや銀座伊東屋をのぞくように。ハンズでやっと見つけたテープカッターは数千円もしていた。うーん、テープカッターってそんなに高いのか。悩んだ末、普通のテープではなく小型のセロテープをセットするタイプの一回りスリムなテープカッターを買って帰った。それでも1000円弱くらいだったと思う。家に帰ってテープをセットし引っ張ってみると…パタンとそいつは倒れるではないか。使えねー!!(怒)渋谷まで返しに行くのが面倒でその後も我慢して使っていたけど、あのカッターどうなったろ?いつの間にかなくなってしまった。

そんな紆余曲折を経て今、ようやく安価で機能十分の頼もしいテープカッターをやっと手に入れた。とても満足している。
プロフィール

胡舟

Author:胡舟
北海道オホーツクに在住し北の海のクラフトを作っています。

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