真鍮ワイヤーのウィンドシャンデリア


真鍮ワイヤーのウィンドシャンデリア「MERRY STARS」。
ワイヤーと真鍮板と自作のとんぼ玉を使った動きを楽しむクラフト。赤ちゃんのベッドの上に吊るす回るおもちゃ(オルゴールメリーとかベイビーメリーというらしい)をイメージした。
いつもながら、こういう吊るす雑貨をなんとネーミングすればいいのか悩む。欧米ではシャンデリアかウィンドチャイムになるので、つなげてウィンドシャンデリアとしてみた。風が当たると上部のメリーゴーランド部分がくるくる回転する。(回転動画をサイトで掲載中。)それ以外のパーツも、ジョイントで揺れるようにしてある。全長120センチ。

ここ数ヶ月「動くクラフト」に関心を持っている。動画サイトで動くアート作品を見ているうちに、それらに強く心引かれるようになった。モーターや発条などを動力に使ったものから、手動歯車式のローテクまでさまざま。観ているうちに自分でも作りたくなり、ワイヤー等でいくつか試作してみたものの物理やらなんとかは全く苦手、原理が理解できないせいか動かすこともおぼつかず(汗)。風で揺れるモノなら出来そうと作ってみた。

創作クラフト 胡舟クラフト
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北京野球の負けは最初から決まっていた

北京の野球は楽しめた。なぜなら私はキューバファン、そして李スンヨプが好きだから。決勝の韓国対キューバはガチンコの好試合だった。(最後の最後でトンデモ審判による韓国捕手退場が水を差したが。)どちらの打線もダイナミックなスイングで守備も堅く、「野球ってこんなにダイナミックで魅力的な球技だったんだな」と感動した。知らなかった野球の魅力を見せてもらった感じ。
日本はどうせ負けると思ってたけど、ここまでグダグダに負けてくれると妙にいい気分。中途半端に銅を獲ったりしないで日本のためには良かったと思う。いっそ何もかも失って、何も無いところから再出発して欲しい。プロ野球に情熱を失ってだいぶになるけど、つい性懲りも無くチラチラ観てしまう野球好きとしては、日本野球が本当の輝きを取り戻して欲しいと切に願わずにいられない。

アテネ五輪での野球の結果に愕然とし、悲憤を込めて「さらばプロ野球」という記事を書いてから4年。この北京五輪で野球は4位のメダル無し。当ったり前、まったく当然の結果だ。アテネから結局何一つ学んでないんだもの。私はあの時気づいたの、「日本の野球なんか強くない」と。世界に出ればアマチュアの強豪に負かされるレベルでしかないのだと。日本は弱いという謙虚な反省と自己分析に立ってこそ次へのステップアップが可能だったのに、日本の野球関係者はアテネの敗戦で気づけなかった。キューバ韓国アメリカなどのライバルたちを軽視し己の力を過信し、普段通りの力を出せば勝てると楽観しきっていた。そうでなくてどうして「金しかいらない」なんて傲慢な台詞が言えるだろ?星野ジャパンの船出から「こりゃ次もダメだわ」と思ってました。
まず星野さんは考え方が古い人(以下敬称略)。現代野球は情報戦でありデータ分析が不可欠なのに、星野が旧式精神論者の上に選んだコーチ陣もデータを扱える人がいない。(大野コーチはもうちょっと出来る人かと思っていたけど、”オヤジ3人組”と意思疎通はうまく行ってたのか?唯一貴重なアテネ経験者コーチなのに、大野独りが世代が若くオヤジトリオのパシリにしか見えなかった。おそらく意見したりできなかったんだろう。山本田淵は現場から離れて時間が経っててホットな実戦現場をいきなり担えるわけない。コーチの選び方からして勝てる布陣ではないと思った。)それと星野は日本シリーズを一度も勝った経験が無い。これはかなりマイナス要因だな~と思ってたら案の定、だ。短期決戦はシーズン中とはまるで違った闘い方をしないと勝てない。ベンチの存在がとても重要になるのだ。韓国やキューバがどんどん振り回してくる豪快な野球なのは、その方が短期決戦には有効だからだ。星野が信奉する”日本本来のコツコツ野球”はシーズンの長丁場を闘うためには有効でも短期決戦には弱点になりうるというのは、これまで日本シリーズや五輪を見て学べたはずなのだ。精密機械のような日本の投手陣よりも、少々打たれても負けないメンタルの強さや長イニングを投げられる精神力と体力を持つ芯の太い投手の方が多少球が荒れても五輪の大舞台では信頼できる。試合がうまくいかなければその場ですぐ策を講じて選手を動かさなければならないのがベンチなのに、今回ベンチの面々は腕組みしてるかたまに檄を飛ばしにいくくらいで全く無策に見えた。もともと無策で乗り込んでるので策を弄しようもないのだが。
今のシステムではプロ選手で闘おうとすれば直前になって選んで出発前に数回の試合で調整し本番に望むことしかできない。4年も間があってもチーム作りが出来るのは本番前の1ヶ月程度でしかなく、これで打線が繋がれという方が無理だ。アメリカはともかく他の国はもっとオリンピックに照準を合わせて対策を立てたり時間をかけたチーム作りをしてきている。私はプロはもう行かせずにオリンピックはアマチュアを出させればいいのにと思っていた。だって五輪を最終目標に練習を耐えてきたアマの選手にとって、勝っても負けても得るものはとても多いはずだから。しかしプロでとなると、シーズン半分過ぎて体も万全でなくさほどモチベーションも高くない選手たちを脅したりすかしたりして連れて行かねばならず、チーム作りの時間は短くあまりに不十分でその上勝って当たり前でも、もし負けたら失うものがあまりに多い。岩瀬や和田やGGなんか今シーズン立ち直れるのだろうか…?放送でもやたら「気持ち」だの「強い思い」だの連呼してたけど、この日のために4年間練習してきたアマ選手と、ほんの一ヶ月程度でチームを組んで北京へ入ってから急にオリンピックの雰囲気に染まって坊主ごっこのチームごっこで浮かれてる選手たちとでは、モチベーションの差は歴然だ。ストライクゾーンや審判の問題は国際試合ではままあることでサッカーなど他のスポーツでも同様。皆同じ条件下でプレーしているのだから負けの言い訳にはならない。対策と心構えをしておけばよいのだ。負けるべくして負けた、それだけのこと。「たまたまこの期間に調子が出なかったと私は信じてる。日本の野球はこんなもんじゃない」が星野の敗戦の弁だがやはりこの人は頭が固いのだろう。ただの負け惜しみでしょコレは。素直に謙虚になれない以上、どこまで行っても国際試合の土俵には立てないだろう。「失望は根拠の無い楽観から生まれる」イビツァ・オシムの名言を送りたい。

貝殻の羽とランプワークビーズのネックレス



注文により製作した「貝殻の羽とランプワークビーズのネックレス」。ランプワークビーズと黒檀のウッドビーズは自作。黒檀は輝石のように切子面を出して磨いて使うのが気に入っている。シルバービーズとあわせると今風のナチュラル&ワイルドな表情に。「真っ赤なビーズと黒檀で女性用ネックレスを」というご要望だったので、ビーズは小さく焼いて(直径4-5ミリ)黒檀とケンカにならないようにし、かつ女性的な繊細さが出るようにした。

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注文ネックレスを作るときトップにちょうどいい羽貝殻が2つあり、どちらを使おうか迷った。結局両方を試して3点試作し、お客様が選んだのが最上段のもの。残った羽貝殻でもう1点ネックレスを作りサイトで販売、「こらえきれませんでした」と同じお客様がお求めくださった。2色のマットなブルーのビーズとシルバーパーツとの配置のバランスに気を配った。これで決まりとなるまで、ビーズをとっかえひっかえあーでもないこれでもないと悩むのがお決まり。パーツを入力したら黄金バランスを弾き出してくれるソフトでもあればいいのだが。

貝殻の羽は天然の貝殻のかけらが羽形になったものを浜で探してきて、切削研磨している。これはという美形は年に数個しか見つからない。元の貝であるホッキガイは大人の男の拳骨ほどもある二枚貝で殻は肉厚、象が踏んでも壊れないだろうってほど堅固でとてもじゃないが元からの加工は無理な代物のうえに、元の貝は灰色と茶色が混じった色。白くなるのはおそらく波風にさらされた結果で、これも人工で白く漂白するのは無理と思える。そんなわけで浜で良い羽貝が見つかるととても嬉しい。ネックレス2点の羽の表情は違う。上のはきりっとりりしく、下のは柔らか味があってたおやか。羽の個性を生かすのがデザインのポイントかもしれない。

創作クラフトとアクセサリー 胡舟クラフト


プロフィール

胡舟

Author:胡舟
北海道オホーツクに在住し北の海のクラフトを作っています。

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