滑降競技

バンクーバーオリンピックたけなわの昨今。スポーツ観戦が好きなので気に入りの競技をちょこちょこ観ている。お気に入りは橇(そり)系競技とスキーの滑降とスノーボードクロスだ。特にスキーのダウンヒルは毎オリンピック欠かさず観てる。眩暈のしそうな急斜面を転ばないで滑るだけでも凄いのに、150キロもの速さで競うなんてクール!橇はリュージュ・ボブスレー・スケルトンどれも好き。(スケルトンの越選手は今回バンクーバーで唯一応援していた日本人選手。)橇系は一回の競技が1分少々で終わってしまう。3回の予選を足しても競技時間は5分くらい、決勝まで進んでやっと7分。4年間の全てが7分(か、5分)に凝縮すると考えると胸が熱くなる。スノボクロスは前回のトリノで観てからはまった。斜面と己と敵といっぺんに闘う、なんてエキサイティング。
自分が好きな競技をこうやって並べてみると「斜面をすごいスピードで滑り降りる競技」ばかり。視界を一瞬で通り過ぎてしまうスピード感に痺れるし、一歩間違えば危険で命がけってところもたまらない。でもジャンプはいまいち退屈なので好きじゃない。もっとマイナーな方が好み。
マイナーといえば、マイナー競技に対する日本のマスコミ報道のスルーっぷりは呆れ果てる。スピードスケートに興味の無い人でも15歳で初出場の高木選手を知らない日本人はほとんどいないだろうけど、5位入賞の吉井選手をどれだけの人が知っていただろう?私は知らなかった。スケートはまだマシな方で、もっとマイナー競技になると日本人が出場してたことすら競技を見て初めて知ったことも多い。フィギュアだってアイスダンスに日系ペアが出てたなんて全然知らなかった。100人からの選手を送ってるのだから全部公平にとは言わないけど、せめて日本人選手が出る競技は事前にもう少し取り上げたらいいのに。ほんの一部の選手をアイドル化して過剰に持てはやしているだけに見える。特別五輪に思い入れは無いけどスポーツ観戦好きとしては普段見られない珍しいスポーツを見られるのはけっこう楽しい。そこに自国の選手が出ていればより一体感が持てる。あと競技そのものの見方や楽しみ方っていう視点がほとんど見当たらなかった。メダルの行方とか日の丸応援だけが能じゃないし、もっとさまざまな楽しみ方があると思うのだ。報道の仕方一つでオリンピックの楽しみはもっと広がると思うのに。
ところで越選手の引退メッセージが奮ってた。「健康のためにこれからもスケルトンは続けたい」えええ健康のため!?やっぱアスリートっていろいろ凄いと思ったのだった。(越選手お疲れ様でした!)出るほうも観るほうも一瞬に集中しエキサイトする橇系競技の面白さが、もっともっと伝わって広まればいいのになぁ。
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貝殻と海砂の小箱



「貝殻の小箱」砂鉄、能登の砂、寒水(石英の粒)の三種の砂と貝殻で飾った小箱。箱の中も布やミラーで飾った。箱は100均の桐の小箱。以前雑誌に依頼されて作った作品のリメイク。雑誌では「親子で作る工作」というコンセプトだったので簡単に出来るような子供らしいデザインで作ったのを、今回出来るだけ大人っぽくリメイクしてみた。トップの磨き巻貝(ダンペイキサゴ)は自分で酢酸に漬けて真珠層を出したもの。スライスしたタケノコ貝も電動ノコで自分でカットした。意図したわけではないけど、できあがってみたら巻貝が巻きバラのように見える。

海のクラフト--胡舟クラフト
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胡舟

Author:胡舟
北海道オホーツクに在住し北の海のクラフトを作っています。

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