かまくら
所沢に住んでいたとき、30センチくらいの大雪が降ったことがあった。マイホームを買ったばかりでテンションの高かった私は「憧れのかまくらを作ろう!」と思い立ってしまった。そして4時間かけて庭に作ったのがこれ。写真には98年1月15日の日付が入ってる。

完成したかまくらに入りコーヒーを飲む図。中には茣蓙を敷いた。

ほんの小さな庭なのでかまくらは家にくっつくように出来ている。ナナが部屋の中から見てる。好奇心旺盛なナナはこの後ちょこちょことかまくらの中まで入ってきた。仕方ないのでナナを抱っこしてかまくらの中でしばらくぼんやりしていた。その時の記憶では「かまくらって想像してたほど温かくない、てか寒い」。本当は中に火鉢を入れたり甘酒を飲んだりして、昔の東北の子どもがやるようなかまくら遊びをしてみたかったのだけど、この大きさでそこまでは無理だった。でも憧れのかまくらを作って入ってみたことで、とりあえずこの時は満足したのだった。

何故こんなことを書いたのかというと。ふと「もうすぐ節分だしかまくらでも作ってみようかな」と思ったのだ。せっかく北海道に来たにもかかわらず、まだかまくらを作ってないなんてのはいかがなものか。いや作りたい気持ちはあったのだけど、つい毎年寒さに負けてた。でも最近のちょいと屈託した気分を変えてみたいし、ナナがまだ元気なうちにもういちどかまくらに一緒に入ってみたいというのもある。所沢と雪質が全然違うから難しいかな?まぁやってみればわかるだろ。そんなわけで私は今せっせと庭に雪山を築いている。

完成したかまくらに入りコーヒーを飲む図。中には茣蓙を敷いた。

ほんの小さな庭なのでかまくらは家にくっつくように出来ている。ナナが部屋の中から見てる。好奇心旺盛なナナはこの後ちょこちょことかまくらの中まで入ってきた。仕方ないのでナナを抱っこしてかまくらの中でしばらくぼんやりしていた。その時の記憶では「かまくらって想像してたほど温かくない、てか寒い」。本当は中に火鉢を入れたり甘酒を飲んだりして、昔の東北の子どもがやるようなかまくら遊びをしてみたかったのだけど、この大きさでそこまでは無理だった。でも憧れのかまくらを作って入ってみたことで、とりあえずこの時は満足したのだった。

何故こんなことを書いたのかというと。ふと「もうすぐ節分だしかまくらでも作ってみようかな」と思ったのだ。せっかく北海道に来たにもかかわらず、まだかまくらを作ってないなんてのはいかがなものか。いや作りたい気持ちはあったのだけど、つい毎年寒さに負けてた。でも最近のちょいと屈託した気分を変えてみたいし、ナナがまだ元気なうちにもういちどかまくらに一緒に入ってみたいというのもある。所沢と雪質が全然違うから難しいかな?まぁやってみればわかるだろ。そんなわけで私は今せっせと庭に雪山を築いている。
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黒檀インレイネックレス

新作「黒檀インレイリバーシブルネックレス」。黒檀材に銀でクロスを象嵌した。
黒檀は真っ黒な部分を「真黒(まぐろ)」という。今回のは真黒の中でも「青黒檀」と呼ばれる材で、普通の黒檀が赤っぽい褐色を帯びているのに対して緑がかった漆黒。真黒自体が木の伐採が進んで貴重になってきてるのだけど、青黒檀はさらに希少、なのだそうだ。私は普通の黒檀には形を作りこんでから真紅や真黄色などの強い暖色と合わせてみたくなるのだけど、この青黒檀は材がクールシックな色なので、ソリッドな形にシルバーであっさり合わせた方がすっきり決まる気がした。チェーンも燻しシルバーのボールチェーンで。裏側には青貝とシルバーを象嵌した。
オリジナルクラフトとアクセサリー 胡舟クラフト

新年
2011年もどうやら新年を迎えることができた。
毎年年の暮れになるとお酒やらお餅やらがぎっしり詰まった荷物が夫の郷里から送られてきていたけど、夏に義父が逝ってからは温かな愛情のこもった荷物はもう届かない。新潟産のキメの細かくよく太った里芋を懐かしみつつ、今年はこちらで求めた里芋(北海道では里芋は採れず関東産のものが売られているが、質のいいものに出会うことはほとんど無い)と根菜類を炊いた煮染めと赤飯、これがうちの正月の定番。あとお汁粉と雑煮を用意して(お餅も今回からは上等な新潟産ではなくなった)あとはスーパーで求めたきんとんなどを並べておせちとした。そうそうお屠蘇も越乃誉ではなく北乃誉で。
雪の合間をついて出かけた留辺蘂神社で引いたおみくじは吉、嬉しかった。去年は凶だったのだ。留辺蘂神社のおみくじには凶がちゃんとある。その年一番目に引くおみくじを私はけっこう信じている。不思議なことにその時々の自分の状態が現れている気がするのだ。去年引いた時も「いいのが出るわけ無いな」という予感があったので凶でも納得、という感じだった。昔は大吉が出たら単純に喜んでたけど、いまは大吉よりも吉や末吉の方が嬉しい。未来が明るい感じがするから。
猫のナナもだいぶお年寄りになったけれどどうにか年を越してくれた。飛行機の貨物室に入れられて北海道へ渡ってきたのが9歳、なんともう19歳だ。裏の物置に住み着いている2匹の野良猫も日に3度づつご飯をもらいにきてちゃっかり小屋に寝に帰る。いつもの生活がいつものように今年も淀みなく続いていけばいい。
毎年年の暮れになるとお酒やらお餅やらがぎっしり詰まった荷物が夫の郷里から送られてきていたけど、夏に義父が逝ってからは温かな愛情のこもった荷物はもう届かない。新潟産のキメの細かくよく太った里芋を懐かしみつつ、今年はこちらで求めた里芋(北海道では里芋は採れず関東産のものが売られているが、質のいいものに出会うことはほとんど無い)と根菜類を炊いた煮染めと赤飯、これがうちの正月の定番。あとお汁粉と雑煮を用意して(お餅も今回からは上等な新潟産ではなくなった)あとはスーパーで求めたきんとんなどを並べておせちとした。そうそうお屠蘇も越乃誉ではなく北乃誉で。
雪の合間をついて出かけた留辺蘂神社で引いたおみくじは吉、嬉しかった。去年は凶だったのだ。留辺蘂神社のおみくじには凶がちゃんとある。その年一番目に引くおみくじを私はけっこう信じている。不思議なことにその時々の自分の状態が現れている気がするのだ。去年引いた時も「いいのが出るわけ無いな」という予感があったので凶でも納得、という感じだった。昔は大吉が出たら単純に喜んでたけど、いまは大吉よりも吉や末吉の方が嬉しい。未来が明るい感じがするから。
猫のナナもだいぶお年寄りになったけれどどうにか年を越してくれた。飛行機の貨物室に入れられて北海道へ渡ってきたのが9歳、なんともう19歳だ。裏の物置に住み着いている2匹の野良猫も日に3度づつご飯をもらいにきてちゃっかり小屋に寝に帰る。いつもの生活がいつものように今年も淀みなく続いていけばいい。