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ぬいぐるみ

ぬいぐるみが無いと寝られない子供なのだった。
いちばん古い記憶にあるのは、茶色い犬。毎晩犬の背中のカーブをおでこにあてて眠った。フワフワした動物の毛で出来ていたけど、物心ついたときにはあちこち禿げた気の毒な姿をしていた。尻尾も取れかかっていて、子供の手で不器用に縫い付けたりした。その他にもいくつかぬいぐるみを布団の周りに並べていた。犬が多かった。

小学生になってからのお気に入りはロバのララ。手のひらに乗るくらいの大きさで、生地は派手な柄のパイル地だった。スーパーのおもちゃ売り場で山積みにされていた安物だけど、手触りが良くて妙に気に入っていた。家族旅行ではもちろん修学旅行の時もこっそり持っていった。このララで人形ごっこならぬ”ぬいぐるみごっこ”をして遊んだし(妹としたり、自分ひとりでしたり)、ララを主人公にした絵やマンガを描いた。何年か経つとすっかり擦り切れて詰め物がはみ出してきたので、自分で丁寧に解体し、型紙を作って作り直そうとしたけど裁縫が苦手で挫折。見かねて母がタオルで二代目を作ってくれた。この二代目はLAに家族旅行に行ったとき持って行った。ロバが大好きでロバの縫いぐるみばかりおねだりして買ってもらってた気がする。LAでも水色のロバを買って来た。中にオルゴールが入っていて、お腹の横のネジを巻くと音と共ゆっくり首を振るようになっていた。曲は「Donkey Song」というのどかなメロディだった。

人形は嫌いで、親が大流行のリカちゃん(初代)を買ってきてくれたけど、最初に洋服を全部脱がしてみてそれきり見向きもしなかったらしい。今でも人形を側に置く気にはならない。

あと猫が好きなのに、不思議と猫のぬいぐるみは持っていない。猫はぬいぐるみにしてもあまり魅力が無い気がする。ロバと犬の他にはカバやキリンやアヒルなど、おっとりのんびりした雰囲気の動物が好きなのだった。

もうずいぶん長いことぬいぐるみを買うことも一緒に寝ることもなくなっていたけど、最近ふと見かけたアザラシのぬいぐるみを衝動買いしてしまった。猫くらいの大きさでいかにも抱き心地が良さそうな形。毎晩小脇に抱っこして寝ている。この季節は温かくてちょうどいい。手(ヒレ?)を握ると「キュー」と音が鳴るようになっている。布団に入るとき「お待たせトッカリくん、寂しかった?」「キュー」などと会話できて楽しい。

二代目ララを含めて、昔私の周りにあったたくさんの縫いぐるみは、家を出るときこっそり持ってきた。北海道にも一緒にやってきて、今も押入れの箱の中で眠っている。
プロフィール

胡舟

Author:胡舟
北海道オホーツクに在住し北の海のクラフトを作っています。

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