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マルハナバチ

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庭の花壇の縁石の上をマルハナバチが這っていた。
「あー忙しい忙しい」という感じで、いつもせわしなく花の蜜を集めている
太っちょのマルハナバチがなんだか好きだ。
しましまの毛に覆われたコロンとした姿が可愛い。
でも今日のヤツはなんとなく元気がない。
「どしたの?」と思わず声をかけて、手のひらにそっと乗せて
花の咲きだしたベロニカの上に乗せてやった。
そうしたらよたよたと花の茎をよじ登り、その重みで茎がしなった。
しなって落ちそうにブランコしたまま、花の中に顔を突っ込んでいる。
2つ3つの花の蜜を吸ったら、とうとうころんと下に落ちた。
転がったままなおも花の茎を離さずに、蜜を吸っている。
それから前肢を伸ばして「アイタタ…」という感じでしきりに頭をこすっている。
その様子がユーモラスで、思わず笑ってしまった。
なおも見ていると、肢を伸ばしてひっくりかえったまま痙攣しはじめた。
ああ、もうじき死ぬんだなと思った。
「せめて花の上で死になさい」と再びスコップに乗せて
キャットミントの花の上に乗せてやった。
今度は花には目もくれずに、一心によろよろと茎を上って行く。
途中で何度もよろけながら、一番てっぺんまでくると
ハネをひろげて飛ぼうとした。
飛び立った次の瞬間、ぽたんと下に落ちた。
落ちた場所から少し歩いて、
それからじっとして動かなくなった。

私は悲しくなって泣いた。
プロフィール

胡舟

Author:胡舟
北海道オホーツクに在住し北の海のクラフトを作っています。

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