ほたる石

フローライト、和名は蛍石。名前の由来は蛍光を発する性質があるためだとか。紫外線をあてると暗いところで青く光るそうだ。試したことはないけど。
クラフトを作るようになってフローライトがとても好きになった。上の画像は一粒5ミリ前後のさざれ、下はやや大きめのさざれビーズと、プレゼントしてもらったタンブル。タンブルを戴いた時はフローライトというものも知らなくて、でもなんとなく気に入っていた。
何気なく買っておいたフローライトビーズが浮き玉やシーグラスと見事にマッチすることがわかり、以来それらで作品を作るときは脇役としてなくてはならない素材になった。少し褪めたようなブルーグリーンは浮き玉と同じ色、まるでガラスそのものの色。紫が入るのもいい。グレイッシュなブルーグリーンも紫も大好きな色だ。鮮やか過ぎず透明すぎずキラキラし過ぎない控えめなところも、心が穏やかに静まる感じで好もしい。パワーストーンとしては精神の安定や浄化といった効果があるらしい。(パワーストーンはあまり信じてないけれど。)特別高価でも貴重でもないけど数ある鉱物の中で今一番好きかも。ミルクオパールやブルームーンストーンなど水のイメージの宝石は昔から好きだったけど、フローライトは宝石めいてないのが親しみがわく。拾った石や貝殻やガラスの破片と並べて同じように愛せる雰囲気。もっとも色には幅があって黄、緑、青、紫、灰色、褐色などさまざまだそうだけど、アクセサリーやビーズに加工されたりでよく目にするのはもっぱら緑や紫の石。球やらハート形に加工された自然石は好かないので、クラフト素材用にはさざれやタンブルを購入している。コレクション用に原石か八面体結晶でも買おうかと思ったこともあるけど、仕舞い込んでしまうなら無駄な気がしてやめた。(飾っておくのが苦手。いつか載せたアンモナイトも引き出しの奥にひっそり仕舞ってある。)その代わり素材としてのさざれやビーズがいつも手元にあって、手にザラザラと盛ってみたりこっそり首にかけたりしている。こんな風にして気さくに楽しむ方が性に合っている。
