黒檀と銅板のキーホルダー

黒檀と銅板のキーホルダー「HEART OF CRUSADER」。
ハートモチーフが好きでよくクラフトに使うけど、ミラーを粉々に砕いてからハート形の色ガラスに貼り付けたり、金属板のハートを腐食させて穴をたくさん開けてコードをつないだりと、ヘソ曲がりな使い方ばかり。ハートは不思議で奥深いモチーフ。ちょっとしたデザインの違いでぜんぜん別の表情を持つようになり、スウィートにもハードにもそれなりにまとまる。ヘソ曲がりとしては禁欲的・退廃的・サディスティックとかおよそHEARTFULとは真逆方向に弄ってみたくなる。今回は金属の甲冑で固めたハートをイメージして、黒檀材に銅板を嵌め込んで丸玉パーツでアクセントをつけた。燻した銅の渋さに合うよう、黒檀の磨きは光り過ぎないよう控えめに。フック式金具なのでジーンズのベルトループやバッグなどにつけて、素材感とややハードな表情を楽しむお洒落アイテムとしても活用してもらいたい。
創作クラフト&アクセサリー 胡舟クラフト
甲冑→騎士→十字軍の連想で名前をつけたけど、名前も作品同様どことなくゲームアイテムみたいな雰囲気かも。私はゲーム・アニメ・漫画は社会人になると同時に卒業しているし、いい大人までがアニメやゲームにどっぷり漬かった今の風潮が嫌いだけど、かといってそういうものの影響を受けていないわけでもない。今日のアートやデザイン、というか文化全体が大なり小なりアニメ漫画ゲームの影響を受けているし、特に若いクリエイターでは顕著。自分も若いアーチストの作品をカッコいいと思ったり、スチームパンクやサイバーパンクに魅せられたりPerfumeやBUMPを好んだりするのは、遠回りに影響を受けているということになるのだろう。漫画アニメ時代のアート(文化)の傾向は「二次創作的」なのだが、自分の銘木ストラップシリーズにも二次創作的な傾向があると思っている。