JUNK HEART

新作の「JUNK HEART」。
額は流木(というか廃材)に柿渋で着色しガラスをはめ込んだ。電子部品はうちの電子炊飯器が壊れたとき分解してとっておいた部品を使用した。突き出してるガラス棒状物体は漁業用電球の中のフィラメント部分。下地はセメント、海砂でテクスチャを作りアクリル着色。
ハート部分は、以前余った銅板をなんとなくハート形に切って硫黄液で黒化させてみた。そしたらそれにブスブスと釘が刺さってたらカッコいいなと思い、穴をあけて釘を刺してみて、そのままずっと放ってあったのを使った。トゲトゲが突き出してたり鉄線でギリギリ巻いてあったりするハートのイメージが、いつも私の頭の中にあるらしい。ハートモチーフ自体好きで、ファンシーなポップなものも好きなんだけど、自分で作るとこうなっちゃう。
いわゆるジャンクアートには強く惹かれるけど作るのは苦手意識があった。(漂着物で作るのもジャンクアートなんだろうけど。)今回は苦労しながらあーでもない、こーでもないと何度も作り変えながらやっと形になった。特に下地の部分が気に入らないで、何度塗り替えたかわからない。柿渋が使ってみたかったのと、電子部品を見てたら銅板ハートとあわせられないかと思ったのだ。作ってみてこういうものは何よりも洗練が必要だと思った。自分はまーだまだ、だ。

海の漂着物等を素材に独自のクラフトを創作しています。小舟クラフト