インデックス

一度記録されたパソコンは、リストアしてまっさらにしたつもりでも前の情報が残っている。専用のソフトを使うと削除したはずのファイルがちゃんと見れてしまう。実は削除されるのはインデックスだけなのだそうだ。つまり本文そのものじゃなく目次部分だけが真っ白になったようなもので、目に見えなくなっても元の情報はひっそりと残っている。

埋もれた歴史、神秘、古代、超心理。時代錯誤や荒唐無稽に聞こえるような事柄も、今に興味を持たれたりブームになったりする。これももしかしたら、「今では見失っているように思えても本当は存在している何か」の存在を、私たちが無意識に感じ取ってるからかもしれない。すっかり忘れて無いと思っていたものが、本当はずっと私たちの中にも息づいていて、もう少しでそれが何なのか気付けるような気がする…

このごろ興味を持ったものといったら古神道、廃鉱の歴史、巨石、廃線、スピリチュアルに関するあれこれ、フラクタルなどなど。前から古いものや不可思議なものに惹かれてきたけど、最近とみにそれが強い。この手の茫漠した事柄を調べるのに、ネットはある意味とても便利だけど、結局わかったことと同じくらいの疑問や消化不良も残る。本当に知りたいことはなかなかわからない。むしろ「自分が本当に知りたいことは何か」が知りたいのかもしれない。
私は私自身の理由と必要で、失われたインデックスが指していたものを探しているのだろう。多分これからも。
プロフィール

胡舟

Author:胡舟
北海道オホーツクに在住し北の海のクラフトを作っています。

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