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貝殻と海砂の小箱



「貝殻の小箱」砂鉄、能登の砂、寒水(石英の粒)の三種の砂と貝殻で飾った小箱。箱の中も布やミラーで飾った。箱は100均の桐の小箱。以前雑誌に依頼されて作った作品のリメイク。雑誌では「親子で作る工作」というコンセプトだったので簡単に出来るような子供らしいデザインで作ったのを、今回出来るだけ大人っぽくリメイクしてみた。トップの磨き巻貝(ダンペイキサゴ)は自分で酢酸に漬けて真珠層を出したもの。スライスしたタケノコ貝も電動ノコで自分でカットした。意図したわけではないけど、できあがってみたら巻貝が巻きバラのように見える。

海のクラフト--胡舟クラフト

ビーズシャンデリア



新作プラスチックビーズのシャンデリア「VERY MERRY CHANDELIER」。
以前ポスターの仕事に使うために大量に購入したプラスチックとアクリルビーズがかなりの量残り、何年も持て余していた。ネットであるシャンデリアを見て、よしシャンデリアにしてみようと決意。手持ちのプラビーズを全部投入し自分の古いアクセサリーも解体して加えた。枠はワイヤーとハンダで自作。高さ60センチ。今回は珍しく中にライトも仕込んだ。灯すと楽しげで豪華な感じになるので気に入っている。ほとんどが100円ショップなどで購入した材料だけど、安いプラビーズとはいえ総重量1キロになるので材料費は1万くらい行っていると思う。非売品。

もともとおもちゃみたいなプラスチックビーズが好きだ。ガラスビーズみたいに光り過ぎないのがいい。ガラスビーズの冷たいキラキラ感に比べて、こちらに媚びてくるような安っぽい賑やかさと派手な色と暖かみがあるところも好み。実際、軽くて安いプラスチックだからこそここまで大量に使えるのだ。ビーズはやはり光を通してこそもっとも美しいし、その意味でシャンデリアにするのは一番ビーズを生かす道のひとつかもしれない。
胡舟クラフト・ビーズシャンデリア

紹介動画も作った。

貝殻とヒトデのクリスマスツリー



今年のクリスマスクラフトは「貝殻とヒトデのクリスマスツリー」。
個人サイトの12月用TOP画像にするために、毎年クラフトを作っている。近年は短時間で作ったものが多かったけど、今年は背中を押してくれた人がいて久々に時間をかけて作ることができた。多謝。販売もしています

貝殻ツリーを扉にした個人サイト STARDUST BOX
同じツリーでヒトデだけ別バージョン 胡舟クラフト

少しづつ直径が小さい円形に切ったスタイロフォームを10段重ねて土台にし、各段のところにミニ帆立貝の貝殻を貼っていった。上のヒトデはスタイロの土台に刺した串に、裏側で留めつけている。取り外し可。ホタテの稚貝は冬になるとスーパーで出回るので、美味しくいただいた後は漂白液につけて大きさ別に仕分けておいてクラフトに使っている。飾りに使った500円玉大のヒトデは貝殻と一緒に大袋に入って売られていたもので、ほとんど粉々になっていたのを丁寧にボンドで張り合わせ、色を塗って使った。

貝殻の羽とレザーコードのキーホルダー・ストラップ・ネックレス



左:「貝殻羽のストラップ」/右:「貝殻羽のキーホルダー」
レザーコードをしっかり編んで大人のナチュラル&カジュアル感を出してみた。
バッグなどのワンポイントに。
胡舟クラフト

wochoW.jpg

「羽貝殻とウッドビーズとレザーコードのネックレス」
ウッドビーズ・ガラスビーズ・トップ共に自作。
左:オレンジ褐色のパドックビーズ+同色のガラスビーズ+真鍮ビーズ。
右:黒檀ビーズ+黒いガラスビーズ+カレンシルバービーズ。
右側はトップの羽が大型で力強いので、クラフト感のあるワイルドなデザインにしてみた。
胡舟クラフト

ビー玉とワイヤーのシャンデリア

wirechan2.jpg
wirechan.jpg

いつの間にかビー玉がたくさん溜まった。ビー玉でシャンデリアを作りたいと長年思ってきたけどそろそろ実行に移さないと。というわけで考案してみたビー玉とワイヤーだけを使ったモビールと、ミニシャンデリア。HPに作り方も載せている。
STARDUST BOX・クラフト一覧

作り方補足。ミニシャンデリアの方は(真ん中の大きなひび割れビー玉を抜かして)4種類の大きさのクリア玉を使っている。チェーン状に繋げた直径0.7ミリの小さな玉はハンズで購入した。単色で作る場合、微妙に大きさの違う玉を数種類組み合わせると単調にならずに繊細さが出る。ワイヤーのフレームを組み合わせる場合、まず2個を平らな場所に置いて中央を瞬間接着剤で仮留めする。ガムテの芯などのしっかりした紙筒を分度器で正確に6等分して切り込みを入れておき、そこに全てのワイヤーフレームを挟み込んで固定し、中央を瞬間接着剤で留める。もちろん全部組む前に中央に大きな玉を入れておく。接着剤で留めた部分の上から両面テープを巻き、2本をねじった細いワイヤーをしっかり巻きつける。ワイヤーフレーム6個を同じ形にきちんと作ることが美しく仕上げるポイント。

額クラフト



新作額クラフト「夜明けの夢」。
パソコンのマザーボードに蝶・ポストカード・切手・ビーズをコラージュ。

マザーボードは昔使っていたパソコン(Windows95 Aptiva)を捨てるために解体したらきれいだったので取っておいたもの。制作に足掛け2年以上かかった。大変だった事はいろいろあって、まず基盤にくっついてる抵抗やらなんやらを全て取り除くのが大仕事。そこへ最初鉱石やガラスをレイアウトしてみたけど、素材と基盤が喧嘩してしまってどうもうまくない。ならば紙で行こうと。
構想はハンダを銀河に見立てて、銀河を歩く詩人・宮沢賢治の写真を貼ろうと思った。黒いコートに帽子で何か考えるようにうつむきがちで歩く有名なポートレートで。でも出版物から切り抜いた古い写真は、粗く輪郭がぼんやりしていてコントラストが足りなかった。雰囲気は合っていたので残念だったけれど泣く泣くボツ。コラージュというと洋風が多いので日本的な感じを出したかったけど仕方がない。
そこで次の秘策。昔NYで購入してとても気に入っているアンティークポストカードを使うことにした。舞台でスポットライトを浴びる女優の後姿は美しく艶かしく高貴でもあり、神秘的な雰囲気を漂わせていて絶好の素材。この女性像を合わせてみたとき自然と「生の蝶も組み合わせよう」と思った。標本を買おうかと考えたが、高くつくので結局標本にする前のミヤマカラスアゲハを購入。ここで最大の試練、蝶の体から翅(はね)だけを取り外すという大仕事が待っていた。怖かった(泣)。黒い紙の上に翅を広げて接着して切り抜きレイアウト。その後も孔雀の羽を足してみたり数ヶ月もあれこれ悩んだけれど、結局基盤の美しさを最大に生かすようシンプルにまとめることで落ち着いた。箱もマザーボードに合わせて作った。

『ユートピア・パークウェイに建つ静かな家の地下室で、彼は何時間もかけていくつかの物を動かし、それらを箱内のアイテムの新しい位置関係の中に据える。時には動かすといってもほんの2、3ミリだけのこともある。またあるときは、さながらチェスの駒を持ち上げるみたいにその物体を持ち上げ、長い間じっとしたまま、込み入った熟考に浸る』
…チャールズ・シミック「コーネルの箱」より「魂のチェスボード」の一節

ジョゼフ・コーネルを引き合いに出すのは畏れ多いが、製作中思い浮かんだのはやはりコーネルのことで、特にこの描写だった。コラージュ制作とは物体を使っての詩作であり、ある律に従った宇宙を構成することだがその”律”は頭でひねり出すのではなく、見えずとも確かに存在するそれを全霊かけて捕まえなくてはならない。だから作業自体は消耗戦だ。一日中出来かけの物を前にしてガマの油のガマよろしく座り、ふと気づいたら今日はビーズ一粒足すことも引くこともできなかったと愕然とする夜がいくつあったことだろう。

創作クラフト&アクセサリー 胡舟クラフト

ワイヤーのオートマタ

automata.jpg



ワイヤーのオートマタ「プロペラの塔」。右のハンドルを回すとくるくるプロペラが廻る。銅板と銅ワイヤーは黒く燻して雰囲気を出した。回転ドラムは木の丸棒を切って作った。ドリルで穴を開けるときどうしても真っ芯から多少ずれてしまうため、動かすとドラムや心棒がうねって見える。それが手作り感としてトイっぽい雰囲気を強調してるとも言えるけど、正確に出来るに越したことはないので、技術を向上するよう努めたい。(とはいえボール盤などを使わないで真っ芯に穴を開けるのは至難の業なのだけど…)持ち手のウッドビーズを含め全て手作りした。まだまだ未熟ながら、ようやく完成した動くクラフト第一弾。

西洋からくり人形のことをAUTOMATAと呼ぶ。もっともその語源は自動機械のことで、機械といっても昔の手巻き式時計のようにゼンマイなどで組まれた手作りの機械、仕掛け、カラクリなどの総称としての自動機械。現在では人形だけでなく動くからくりおもちゃなどもそう呼んだりするようなので、それに倣った。automataとかkinetic sculputureだとかPerpetuum mobileだとか、西洋には動くカラクリ物体に対する言葉が豊富だけど、日本語だとぴったりした表現が見つからなかった。「動くおもちゃ」ではなんだか子供っぽいし、といって何でもオブジェで片付けるのも残念な気がする。おもちゃに代わる「大人が精神を開放し遊ばせる遊具」を表すうまい言葉があればいいのに。

オリジナルクラフトとアクセサリー 胡舟クラフト

帆立貝のスタンドライト



「帆立貝のスタンドライト」
帆立貝とスタンドに貼り付けた小石は地元オホーツクの浜で採取したもの。その他に能登の鳴き砂、房総のフジツボなども使っていて、全て自分で採取した。ホタテ貝殻は薄ピンクがかったもの、アイボリーのものなど色幅があり、全体では真っ白に見える。貝殻の白さが引き立つように表面に目の細かいサンドペーパーを丁寧にかけてから磨き、ニスを塗って保護している。この「貝殻のサンドペーパーがけ」がもう大変。粉が舞いちって頭も顔も真っ白になる。

北の海のクラフト 胡舟クラフト

黒檀と銅板のキーホルダー

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黒檀と銅板のキーホルダー「HEART OF CRUSADER」。
ハートモチーフが好きでよくクラフトに使うけど、ミラーを粉々に砕いてからハート形の色ガラスに貼り付けたり、金属板のハートを腐食させて穴をたくさん開けてコードをつないだりと、ヘソ曲がりな使い方ばかり。ハートは不思議で奥深いモチーフ。ちょっとしたデザインの違いでぜんぜん別の表情を持つようになり、スウィートにもハードにもそれなりにまとまる。ヘソ曲がりとしては禁欲的・退廃的・サディスティックとかおよそHEARTFULとは真逆方向に弄ってみたくなる。今回は金属の甲冑で固めたハートをイメージして、黒檀材に銅板を嵌め込んで丸玉パーツでアクセントをつけた。燻した銅の渋さに合うよう、黒檀の磨きは光り過ぎないよう控えめに。フック式金具なのでジーンズのベルトループやバッグなどにつけて、素材感とややハードな表情を楽しむお洒落アイテムとしても活用してもらいたい。
創作クラフト&アクセサリー 胡舟クラフト

甲冑→騎士→十字軍の連想で名前をつけたけど、名前も作品同様どことなくゲームアイテムみたいな雰囲気かも。私はゲーム・アニメ・漫画は社会人になると同時に卒業しているし、いい大人までがアニメやゲームにどっぷり漬かった今の風潮が嫌いだけど、かといってそういうものの影響を受けていないわけでもない。今日のアートやデザイン、というか文化全体が大なり小なりアニメ漫画ゲームの影響を受けているし、特に若いクリエイターでは顕著。自分も若いアーチストの作品をカッコいいと思ったり、スチームパンクやサイバーパンクに魅せられたりPerfumeやBUMPを好んだりするのは、遠回りに影響を受けているということになるのだろう。漫画アニメ時代のアート(文化)の傾向は「二次創作的」なのだが、自分の銘木ストラップシリーズにも二次創作的な傾向があると思っている。

貝殻ととんぼ玉のストラップ・TAMASAI



ストラップ「TAMASAI」。
貝殻のストラップを黒いコードで作って欲しいと男性の方からご依頼があり。白い貝羽と黒いコードを見ながらデザインをどうしようか考えていたら、アイヌのタマサイを思いついた。大ぶりの貝羽が手元に残してあったので、黒とトルコブルーの自作とんぼ玉を合わせてコードを四つ畳みでしっかり編んだら、男性用に丁度良い感じのストラップになった。喜んでいただけたし自分でも気に入ったので、もう一点作ってサイトにアップしたものが下の画像。2作目は群青の玉を足してある。上は依頼で製作した最初のもの。
創作クラフト&アクセサリー 胡舟クラフト

アイヌは江戸や中国やヨーロッパのとんぼ玉を交易によって手に入れては、装身具に加工して使った。とんぼ玉を連ねた首飾りをタマサイと呼び、盛装時や儀式時に着用したらしい。これらタマサイやシトキ(金属メダル状の飾り)、個々の玉もまとめて「アイヌ玉」と総称される。大ぶりの玉の連なりは力強く、どこか神話的な雰囲気。ほとんど無地の色玉だけで作られる首飾りは装飾性よりも精神的なものを強く感じさせる。自分たちで作っていたわけではないのにアイヌ玉が一貫した独特の個性を持つのは、さまざまな玉の中からアイヌが心に適う玉を選び取っていった結果なのだろう。色は赤や群青などもあるけれど、漆黒と白と水色が圧倒的に多い。特に水色は必ず使われているといっていい。黒と白と水色、これらの色にアイヌたちは何を見ていたのだろう?勝手に想像してみた。
黒は土であり、命を育む大地の色。ひいては大地に根ざして生きる人間=アイヌをも含めたすべての生き物たちの生命を象徴する色だ。白は雪の色、あるいは流氷の色。雪は天から流氷は海の彼方からやってくる。どちらも人間界とは別の遥かな世界から訪れる、厳しくも清澄な存在。つまり神性や精霊の色だと思う。水色は海、そして空。人間の営みを見守る天と豊かな恵みをもたらす海、つまり広大無辺な自然を象徴する色だろう。そう考えるとこの3色は北海道にぴったりな気がする。アイヌは自然の全てに霊性を視、山や河や湖も生き物だと考えていたという。人間、神、自然の融和こそ彼らの自然観であり精神性の核なのではないだろうか、などと想像した。

タマサイ
アイヌ玉(シトキ)
タマサイ2種
シトキ
プロフィール

胡舟

Author:胡舟
北海道オホーツクに在住し北の海のクラフトを作っています。

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